※要注意!この記事は2025年9月に書かれたものだが、当時と11月以降では事情が大きく変わってしまっている。というのも、9月と比較すると11月以降パソコンパーツが大幅値上げしており、PS5等ゲーム機との価格差がだいぶ広がっている。絶対的な価格としてはまだまだPS5の値段は高いと言えるが、相対的にはPS5の8万円(ディスクドライブ付き)でも「かなり安い」状況となっている。そのためこの記事は「2024年9月~2025年10月くらいの常識を元に書かれた記事」として読んでいただきたい。一応後半には2025年11月以降の実情を元にした追記も書いている。2025年12月末に書いたこちらの記事も合わせて読んでいただくとより実情がわかりやすくなるかと思う。
世界中で大人気なゲーム機、PS5が2025年秋に事実上4度目の値上げとなるらしい。とはいってもこの4度目、デジタルエディション限定かつ「お値段は据え置き」なので値上げと断言すると厳しく叱られること間違いなしだ。デジタルエディションのSSD容量を1TBから825GBに減らしているので、正確には「ステルス値上げ」というべきだろう。円盤ドライブ搭載モデルはお値段据え置き。
→と思っていたら、日本では55,000円と値下げされた日本リージョン限定デジタルエディションとして出ることになった。これには驚きだが感想をいきなり序盤で書いてもしょうがないので一番下で追記として書いた。個人的には値下げは歓迎。
私は2024年10月に、PS4の1タイトルをプレイしたい場合に新品で本体を買う場合は高すぎるPS5を8万円出さないといけない。という無慈悲な選択肢を提示され、泣く泣く中古のPS4本体を中古で買ったことがある。記事を以前書いたがなんか今でもアクセスが順調にある。なんでだと思っているが、やっぱりゲーム機に8万円は相当高いと思われているのかなと思う。
あの記事書いてから1年経過したこともあり、主にライトユーザーの目線で私がPS5を今から買うのは良いかどうかを考えてみたいと思う。ちなみに記事を書いている2025年9月の今プレイしているゲームはVITAのギャルゲー、あと珍しくRPGをプレイしているが、タイトルはあの名作の原点「テイルズオブファンタジア」PSP版である(なりきりダンジョンXのおまけ版)。PS4どころかVITAやPSPがゴリゴリ動いていており、時代錯誤感半端ない。普通のゲームもプレイしようかなと最近少しだけ考えていて、改めてPS5を買うならどのタイミングでどう買うのがいいのだろうと具体的に思考してみることにもなった。
- 5~6万円台で本体購入しているマニア層の意見は参考にならない
- ゲーミングPCよりは安上がりだが、満足できる値段でもない
- 2026・2027に買うとすぐ型落ちになる恐怖
- PS5独占ゲームが少ない
- やはり最大の問題は価格
- 結論はどうなのよ?
- PS5の性能を2026・2027年の目線で見てみる
- 11月追記・PS5DE値下げの狙い
- 12月追記・パソコン値上りすぎで環境一変
5~6万円台で本体購入しているマニア層の意見は参考にならない
まず、PS5に8万円の価値があると言っていそうなマニア層の殆どは新品を8万円で買っていないことに注意が必要だ。5.5万円か6万円の時代、もしくは6.7万円の時代に買っている。8万円で本体買ったマニア層なんてそんなにいない。「8万円でも買ってたに決まってるだろ!」と主張する層は買って良さを感じたからそう言っているだけで、買ってもない状態でいきなり8万円で買えと言われて出せるかと言われたらマニア層でも脱落者は出そうな気がする。
8万円で買った人には最新モンハン目的で本体ごと買った人は多そうだが、モンハン自体がよりによって「エンドコンテンツの調整不足?」でかなりの不評となっていて、発売半年で新品1万円→中古2000円となったことが話題となった。今はどうしているだろうか。楽しんでいる人も多いので一概に悪いとは言えないのだが。
あとからゲーム機を買う人ほどゲームそんなにプレイしない層で、そんな層に向けて8万円のゲーム機買わせるのは至難の業だとしか言いようがない。私自身も普通のゲームはそんなにプレイしないからPS5は元々は眼中にないし、そもそも自前のPCが一応PS5Pro並かそれより上の性能を出せるので、もし本格派をプレイするならそっちでプレイしたほうがいい。一応ディスプレイも4Kだし。もうすでにゲーミング相当のPCを持っている人がついでに買うのには8万円が高すぎるのも辛いところ。
ゲーミングPCよりは安上がりだが、満足できる値段でもない
困ったことに今のPS5の価格帯は、ゲーミングPCを組んだりBTOにするよりは安価だがPC性能比だと型落ち・割高感のある絶妙な価格帯に設定されている(そりゃRyzen 3700X+RADEON RX6600XT(※VRAM16GB)の構成のPCを2025年末以降に買うようなもんだもの)。「パソコンのほうがいい論」で諍いが起こる原因はこれ。絶妙すぎるのでどっちの意見でも一長一短があり罵り合いになりやすい。
確かに比較すると安いのだが性能が絶妙な型落ち感で、そして8万円が高く、出始めは5.5万で買えたというのは悩ましすぎる。そしてここまでの性能が欲しいわけでもないのに、PS系のゲーム機を新品で買おうとすると8万円のこれしかない(私はPS4の1タイトルだけプレイしたいがためにPS5を8万円で買うか本気で悩んだ)。しかもオンライン機能は有料なので最低でも月560円程度(※12ヶ月おき・1年更新の場合。1ヶ月おきの月額課金だと月額850円)のサブスクに加入が必要。それらの費用が0円のPCがいいって意見になってもおかしくはない。PS4という選択肢で延命している人には「PS4なんてもう2014年とかの機器で古臭いんだからさっさとPS4を諦めてPS5にしろ」的な圧力をかけてくるマニア層もいる。原神のPS4版サービス終了の際、その手の意見をよく見かけたものだ。
選択肢のあまりない状況で割高感のあるゲーム機をマニア層より高い値段で掴まされるというのが現状のPS5であると言える。
「生活の中でパソコンを持って使うのが当たり前」層からすると、ゲーミングパソコン購入ハードルはそんなに高くない。本来出費すべきパソコン予算に多少上積みしてやればいいだけなので。一方でパソコンなんて使いません層からするとゲーミングパソコンは一気に20万円必要とかになるから8万円のPS5はコスパ最高!みたいな意見になる。
実際にはそこそこのグラフィック性能のパソコンを持っていればゲーミング以外の用途が結構いろいろ使えるので便利だし、私自身もゲーム以外の目的で自作したパソコンが結局PS5Proより性能良いってことになっている。そういう人とパソコンを使いこなしていない人で適正がわかれるのも当たり前の話で、条件のすり合わせなくPCがいいPS5がいいと黒か白かで言い合ったら終わりなき戦いになってしまうに決まっている。
2026・2027に買うとすぐ型落ちになる恐怖
2020年に既に出ていた半導体を2030年過ぎるまで生産するのは現実的ではないので、後継機はいつかは出てくるのだろう。噂だと2027年くらいとか言われている。ただ実際は出たところで転売屋の狩り場になるので、簡単に手に入るのは2030年くらいになると思われる。とはいえすぐ型落ち扱いになるものを8万円は心理的に厳しいものがある。それにPS6が出たらすぐ価値がかなり下落するだろう。
PS5が型落ちになってもPS4みたいに長く使えるはずではあるが、結局のところPS6のほうがプラットフォーム寿命が長いのはどう見ても間違いなく、2025年現在でPS4もPS5ファンからは「もうPS4にソフトなんて出すな」と猛烈に叩かれている。PS6が出た後のPS5もそう言われる可能性が高くなる。
PS5独占ゲームが少ない
購入のネックになる点としてはこれもある。ほぼPCで代替できるし、安く済ませるだけならXBOX SeriesSの中古(実勢3万円台)で妥協する選択肢もある。PS5である必要がない。
困ったことにPS4オンリーのゲームはそこそこあると思われるので、もし利点をPRするならそれになるだろうか。でもそれをPRする場合、中古PS4(後期型実勢2万円前後)という最強のライバルがいる。リモートプレイならVITA連携ができるPS4のほうが便利だし。
あと独占という話だと、PS4より過去のゲーム機中古も強力なライバルとなる。特にPS3やPS2はそれでしかできないゲームが多く残っている。グラフィックが古臭くても面白さは変わらないどころか、より面白い場合もある。PS3のストアはPSアーカイブスやPCエンジンアーカイブス、PS2アーカイブスがあるので、遊ぶものがないという状態にはならない。PS3本体(一般的に中古1.5万円程度、私は6,600円で購入)やPS2本体(一般的に中古薄型1.5万円程度、私は2005年新品購入)ごと購入して過去の作品を遊ぶのに8万円費やすか、PS5本体を買うだけで8万円を費やすか、どっちが魅力的に感じるだろうか。
ゲーム資産という観点で見ると、割と冗談じゃなくPS4向けタイトルだけでもずっと遊んでいられるくらいソフトが豊富で、いくらPS5専用タイトルとやらが美麗で最高と吹聴されても、ライト層どころかオタクに近い層ですらPS4を遊び尽くすのが難しい。「過去の名作」とやらでライト層なら一生遊んでいられるくらいだ。PS4だけでもそうなんだから、他の安価な過去ゲーム機が1つ加わるとさらに遊び尽くせなくなる。PS4にSwitch1を追加したらライト層じゃなくても一生いけるかもしれない。こんな調子でソフト資産が膨大なため、「最新のPS5ゲームを遊べない」ことを過度に気にするのは最新のゲームを遊べないと気が済まないオタク層の中のオタク層でしかない。これからPS5を買おうかとか検討してしまうような、マニアックとは程遠い世界にいる層には「PS5買わないと最新ゲーム遊べないのに」「PS5を買わないなんて可哀想」的な上から目線は持ってない人には特に刺さらないだろう。「一生PS4で遊んでろ」と煽ったとしても「PS4なら一生遊べるからそうする」となり、かえってPS4から買い替えない理由になってしまう。最新のゲーム機を持っているかどうかより、ゲーム機は何であれ、どれくらいゲームを積まずに遊んでいるかのほうが遥かに重要だ。
やはり最大の問題は価格
別に悪いゲーム機ではないと思うが、すべてが微妙に割高で設計が古い、そこが最大のハードルだ。考えれば考えるほどそこに行き着いてしまう。加えて初期型が5.5万円だったのに8万円まで値上がりしているので、余計にハードルが上がってしまっている。
2025年の夏になって、PS5中古がやたら並ぶようになっているのを見かけているし、PS5Proの中古が8万円で出ているのすら見てしまっている(四国地方の某所で現金特価だった。見つけた時本当かどうかじっくりチェックしてしまった)。中古がダブついて値下がり傾向なのも間違いなく、今後中古本体が値下がりしていくと、新品本体はますます売れなくなるのではないだろうか。とはいえPS系ゲーム機の中古購入には「巻き込まれアカウントBAN」問題があるので、新品でも中古でも買わずゲーム機自体を買わないって選択肢をとられることも多そうだが。
結論はどうなのよ?
「PS5じゃないと絶対できない体験をどうしてもしたい」場合ならPS5の購入はいつでもおすすめできるが、そういう人自体がもう激レアになってきている。別にもう無理して買わなくていいんじゃないか。そのうちPS6でも出るから買うならそっちだろう。ただ、どうしてもPS5が今欲しいって場合も起きる。その場合新品がいいが、「安かったら」くらいの気軽に考えている人の場合、中古がそろそろ値下がりしてきてお買い得価格帯に近づきつつあるのでそれを狙うのが良いのではないだろうか。というのが結論。あとレンタルもあるし。
最近だととうとう3万円台まで値下がりしている中古初期モデルも見てしまった(税込39,600円)。ただし、中古は前所有者がやらかしていた場合巻き込まれアカウントBANされてしまう可能性があるという深刻な問題があるので、中古で購入後は必ず捨てアカを使って最低1ヶ月程度様子見する必要がある。ここが地味に面倒くさい。まあ別にアカBAN覚悟で初手いきなり本アカウント連携しても99%大丈夫とは思うのだが。
私が買うならPS6が出てからPS5を中古で買うのかもしれないと考えている。もしかしたらPS6は円盤ドライブレスになるかもしれないので、もしも円盤ドライブが付属しないのなら必ずPS5は買う。ただしできる限り安く。でもパッケージ版が販売されている(それも一定の売り場面積がある)はゲーム機の独自性であり、それを簡単に捨てるのは勿体ないというか、DL版のみのゲーム機など劣化Steamと化してしまうから、そんなゲーム機は性能の割に安いしか取り柄がなくなってしまう。
各家庭で円盤ドライブを再生する環境がゲーム機しかないという場合はかなり増えている気はするが、その場合、UHD BD対応のPS5は結構良い選択肢かもしれない。ネットの4Kストリーミングと比較してもUHD BDは画質が桁違いに良いというのもある。もっとも、需要がないのでUHD BDの作品自体限られているのだが…。普通のBDを見るならPS4で充分。
PS4で特に困ってないけど…的な人はPS4→PS4という買い替えも強力な選択肢として存在している。特にPS4の前期型(1X00番台)のユーザーは最終型2200に買い替えるという手が使える。そしてSSD化すれば現役のゲーム機として2025年を起点としても長く使うことができる。今だにPS4で困ってないってことは、特にPS5で欲しいゲームもないのだろうし、PS4の多彩なラインナップだけでも傑作がたくさん存在しているはずだ。ちょっと前にも書いたが、PS4のソフト資産は膨大であり、PS6が出るまでの数年ならそれらを遊んでも充分にゲーマー人生を満喫できるかと思われる。というか数年で済まないレベルでソフト資産が多い。割とゲームやってこなかった私からすると多すぎて5年どころか10年使ってもやりたいゲーム一通りこなせるかわからない。
ここはノベルゲーム感想ブログなのでノベルゲーム(いわゆるギャルゲー、乙女ゲー)もおすすめしておく。Switchでできないギャルゲーの名作と言われている作品をいくつか挙げてみるが、アメイジング・グレイス、ハロー・レディ、月に寄りそう乙女の作法、とかか。
PS5の素晴らしさを説く人の中には、本体の販売台数はPS4と比較してそこまで劣っていない、利益が過去最高に出ているというデータを使うことがある。確かにそれはそのとおりなのだが、PS4も含めてPSというジャンルは私からは閉じコンに見える。PSというプラットフォームはビジネス上成功しているものの、ゲームが人生みたいなマニア層以外には浸透していなくて、そんなにゲームしない層の獲得に至っていない。マニアのための機械になってしまっている。こうなったジャンルは将来的に高齢化で滅ぶというのが定石だが、どうなるだろうか。
PS5の性能を2026・2027年の目線で見てみる
番外編。
2020年に発売されたゲーム機もまもなく2026年となれば6年目となる。PC基準だとどれくらい型落ちになっているのかをここから詳しく見てみる。理解できない人には呪文みたいな単語が並ぶが、注目すべきは「◯世代型落ちになっているか」で、別に単語そのものを理解する必要はない。
PS5を構成するパーツのうち、重要なのはCPUとGPUだ。
CPUから見ていこう。PS5のCPUはRyzen 3700X相当のものが搭載されているが、Ryzen3X00番台は2019年に発売されたCPUだ。Ryzenは2017年初頭に登場したAMDの全く新しいアーキテクチャで作られたCPUで、AMD快進撃の狼煙となった。Zen1が初代1X00番、Zen+が2X00番、Zen2が3X00番となっている。4X00番台はZen2の改良版、Zen3が5X00番台となる。Zen2からZen3で性能が上がり、Zen2から3はCPU載せ替えだけでいけるので、5X00番台は今でも定番といえば定番だ。その後、Zen4(7x00番台)で規格が変わり、現在はZen5(9X00番台)が現行となっている。が、Zen5もモデル末期であり、まもなくZen6が発表されるのではないかという話が出てきている。
つまり、CPUだけで見るとZen2からZen6になろうとしているのがパソコン界の現状であり、PS5に搭載されているCPUはZen5から見ると3世代型落ちとなっている。3700Xと9700Xで比較すると性能が倍違っており、次に出る?10700Xとかと比較すると倍以上になるのは間違いなさそう。CPUは順当に型落ちとなっているのがわかる。
GPUはどうだろうか。実はPS5のGPUはAMDとしては結構いいものが搭載されていて、特にVRAM16GBというのが画期的。グラフィックボードは6600XT程度のものでVRAM16GBのものが搭載されている。6XX0番台のRADEONは2021年初頭に出回り始めたものだ。この世代は今でも売っているといえば売っている。その後やや改良されたモデルである7XX0番台が2023年に出回りだした。ただ、6XX0と7XX0はあまり性能差がないので自作ユーザーから7XX0シリーズは敬遠されていた。そして2025年になって90X0番台が出回る。7から9ではさすがに性能が大きく上がっているので、6から7では性能はそんなに上がらず、7から9でそれなりに性能が上がっているという形となる。
ただし、自作PCでRADEONを選ぶ人はかなりの少数派だ。実際にはNVIDIAのGeForceを選ぶ人が圧倒的に多い。理由は簡単で、そっちのほうが1世代ほどリードしているから。AMDは周回遅れになっている。NVIDIAの場合、PS5程度の性能のGPUは2025年現在ではローエンドのRTX5050で実現できてしまっている。古典的な性能だけ見れば1周遅れだが、AI周りの性能とか動画関連の環境はもっと差がついていて、特にAI関係を使う場合はNVIDIAじゃないと話にならない。Radeonだとマジでなんもできない。
GPUはPS5と最新のRADEONを比較する場合2世代(実質1世代)差、だがGeForceと比較だと2~3世代差がある。
ここまでひたすら書いてきたが、PS5は型落ち感がある。特にCPU。GPUはVRAM16GBの恩恵もあってそこまで古臭くはない。ただ最新世代のNVIDIAと比較して効率的には雲泥の差なのが痛い。VRAM16GBといってもパソコンで搭載されるはずのメモリは非搭載でVRAMにやらせるという特殊構造なので、実際にはVRAM16GBすべてがGPU用ではない。ただVRAMは通常のRAMと比較して桁違いに速いので、普通のRAMを積むよりはいいのかもしれない。
PS5が安くならないのはGPUが常に周回遅れのRADEONであること、劇的な進化をRADEONはしていないことが影響していそうだ。その間にCPUがどんどん進化していて、正直現行ならローエンドでPS5のCPUを軽々と超えられる時代になってきている。
11月追記・PS5DE値下げの狙い
PS5のデジタルエディションが5.5万円として値下げされ発売されることとなった。日本限定なので海外言語では使えず。ということで、この動き自体は歓迎したいものの。狙いとしてはソシャゲーマー取り込みが考えられ、値下げでPS4ユーザーの移行など進むわけがないのは明らかなので、その辺期待して「なんで5.5万円のPS5出たのにPS4からPS5に移行しないんだ!」と激怒する人は見当違いも甚だしい。
ライバルはSwitch2でもPS4でもない。AppStore/GooglePlayである。これらのデジタル販売プラットフォーマーからガチャに金払う客を奪えればソニーはボロ儲け。そしてPS5DEは最新iPhoneどころか型落ちiPhoneの半値未満であり、基本無料ゲーマーの目線で見るとコスパ最強レベルだと言える。そして日本でのガチャを引くユーザーの多さには特筆すべきものがあり、ガチャ廃人によって儲けているAppleやGoogleと同じ土俵に立てるチャンスが巡ってきたならそりゃ立ちたいだろう。一番儲かるんだから。
当然ながらこの程度の値下げではPS4の移行先にはらない。というか、PS4ユーザーの求めているものが「お手頃でそこそこ動くゲーム機」なので、PS5では性能も値段も高すぎて合わない。
で、ユーザー目線としては、この値下げでPS5中古が値下がりすることに注目したい。すでに4万円切りの初期型は結構見かけるようになった。ただ初期型なんででかすぎるのとディスクドライブ分離不可という観点で、狙うなら2000型以降か。ただ2000型でもでかいわ発熱するわであんまりいいものではないので、PS4の後期型のほうがちょっとゲームするなら気軽で良さそうとは思う。この辺、初期型からCPU/GPU等が省電力化されていない弱点がモロに出ている。
あと、個人的にはPS5がPS4の完全なる互換になっていないこと、とりわけPS4のゲームをPS5でプレイする場合において◯決定と✕決定が混在してしまう問題もあって、PS4のゲームで充分な場合は特にPS5に移行しないほうが便利だろうとは思っている。✕決定にしても◯決定にしてもどっちかだけなら問題ないが、同一ゲーム内で混在されると脳がバグるから厄介だ。◯決定なのにシステム関連だけ✕決定にされるとかいうのは大変だ。
PS4で充分だけど初期型で寿命だなって場合は後期型PS4への乗り換えがベターかもしれないと思っている。ちょうどこの値下げでPS4も相場は下がるだろうし、狙い時だろう。
12月追記・パソコン値上りすぎで環境一変
この件は重要なので追記で書いときたいと思いつつ、長くなりそうなので書いていなかった。ゲーミングどころか普通の事務作業用PCですら超値上げが予想されている。原因は主にAI需要が凄すぎることによるメモリ不足。しかも高騰は数年以上続く見込みらしい。PC自作勢が今まで1万円くらいで買っていた32GBのメモリが、12月中旬現在では実勢5~8万円、いやもうちょっと相場が上のものもある。つまり32GBのメモリと値下げされたPS5の値段が同じになりつつある。Windows11を動かすにあたり、事務用でもゲーム用でも16GBでは不足感があり、できれば32GB搭載しておきたいのでこの価格はさすがにヤバい。32GB→5万円以上が新しい常識になった場合、2027~28年にPS6が出たとしても価格は20万円を軽く超えるだろう。
値上げされているのはメモリだけでなく、SSDやHDDといったストレージもだ。これもAIが原因。2TBのSSDは2023年の底値では1万円台前半、半年前でも2万円切っているのが常識的だったが、今では3万円くらいが標準になっている。グラボもメモリ(VRAM)を搭載しているため、VRAM盛り盛りの16GB以上のモデルは大幅値上げ間違いなし。
こんな事態になることを誰も予想できていなかったと思われるというか、予想できていたらPS5値下げなどしていないだろう。それくらい現在の状況はイレギュラーで想定外。今までの常識が壊れてしまう。
そんな中において、Ryzen3700相当とRX6600XT相当を搭載してたったの5.5万円(+ディスクドライブ1.2万円)というのは破格と言える。相対的には一気にお買い得感が出てきた。PS5Proは2TBのSSDとRX6800XTクラスのグラボがついてたったの12万円だ。絶対的には10万円超えのゲーム機なんて買えねえよとなるはずだが、PS5 Proに近い性能の構成で組もうとすると30万円を軽く超えてしまうというか、メモリ+SSDだけで軽く10万円以上飛んでしまう。
私自身もメインPCのパーツを急遽大幅入れ替えしたが(元々は2026年の5~8月頃に入れ替え予定だった)、CPU(Core Ultra 225F)2.5万円+グラボ(RTX 5060Ti 16GB)7万円+メモリ48GBが4万円+SSD2TB(追加)が2万円+マザーボード2万円と、ざっと計算しただけで18万円飛んでいる(既存ストレージ、ケース、電源は流用)。48GBのメモリは現在8万円から12万円くらいが相場なんで、これにWindows11のライセンスを加えて今組もうとすると30万円くらいはかかるだろう。これでゲーミングパソコン的にはミドルスペック帯というやつで、ハイエンドだと+20万円から30万円くらいは必要となる。ただ私の構成はゲーミングPCには過剰なハイエンドマザーボード採用、さらにHDDだけで10万円、SSDだけで10万円のものが載っている(このパソコン、PS5 Proより性能はいいものの基本的には動画編集用途でゲーミング用途では使っていない)。
2025年末でこの有り様なので、2026年にはもっと値上りするだろう。私の構成でも軽く30万円は突破する可能性は高い。RTX 5060Tiの16GBが7万円で買えたのを羨ましがられる時代はまもなくやってくる。なので、ハイエンドのPC要らん(もしくは古いPC延命させる)けど高画質でゲームしたいとなったら、しばらくはPS5/PS5 Pro以外の選択肢はないと思われる。5.5万円でこの性能は安すぎる。しかもストレージは825GBも搭載している(使用可能なのは700GB弱)。1TBのSSDを調達しようにも現在1.5~2万円くらいまで値上がりしている。しかもPS5採用のSSDはハイエンドクラス。速度の乱高下が激しい安物とは全然違うものなので、かなりのお得感がある。PS5 Proの2TBなんて、それ単体で現在の相場なら4万円くらいは出さないと買えないSSDが搭載されている。ストレージだけでもお買い得。
なんとこのタイミングで私自身も「PS5新品で買おうかな」と思い始めている。掌がボロボロである。PS5の値上げにはまだかなりの猶予があるため、もう少し考えてみたい。
購入を考えているうちに気づいた懸念点はいくつかある。最大の問題は「これメインのPCあったらPS5要らんのでは」と思うくらい独占タイトルがほぼほぼないこと。さすがにPCのほうが気軽でなおかつ高性能なので、PS4があれば事足りるといえば事足りてしまう(しかも私のプレイするPS4ソフトは性能を要求されない)。まあうちのPS4(SSD換装済、最終型の2200)はストレージ速度がそこまで早くないので、PS5に置き換えるだけでも読み込み速度は爆速にはなるのだろうけども。…この局面でも購入を躊躇する最大の要素は「PS4で充分かもしれない」なのか。
PS5だけの特典としてはもう1つ「UHD BD視聴可能」というのもあるが、そもそも視聴しないのであんまり関係ない。ストリーミング4Kと比較すると絶対に円盤のほうが画質いいから、高画質で映画見たい人にとってUHD BDにはかなりの価値はあるんだけども(ストリーミングの4Kがビットレート低すぎるんだけど)。
私が買う場合のノリとしては「高性能のSSD買ったらPS5がついてきた」になると思う。ただしPS5内蔵ストレージはコントローラーもフラッシュメモリも基盤直付けなのでPCに転用などできない。ゲーム用SSD代わりとして使うことになりそう。要求性能が高いゲームはPCで、そんなに高くないものはPS5で、という役割になるかと思う。ゲーミングPC相当のPC持ってるとどうしてもこういう考えになる。(鳴潮を試しにPCで動かしたら序盤だが全部最高設定+レイトレの4Kで60fpsは超えているようだったので、ソシャゲ系をPS5に移行するという選択肢はない。225F+5060Tiで充分いけると思うので、気になる人は参考までに。なお序盤ではなく最深部はこの構成だとスペック不足、それより上の性能が要求されるとの情報を得ている)
ちなみに中古で買うという選択肢は今回はない。液体金属問題(?)とやらが新モデルで改善されているとのことなので、改善版と非改善版の2つあるならどう考えても改善版を選ぶに決まっている。それがなければ旧スリムモデル(2000)の中古という選択肢になったのだろうけども。スリムモデル(2000以降)の中古は円盤ドライブの着脱可能というのが利点。この部分が要修理になっても気軽に交換できる。1000、1100、1200は初期に5.5~6万円で買えた幸運ユーザー向けであり、その人達の出涸らしをいくらで買うかと言われたら相当安くないと買えないと私は思っているが、ただこれからのデジタル製品全値上げを考えると中古が安く買えるとは思えない。そもそも新品が6.6万円(DE+ディスク)ってことなんで安心して買える(GEOだとセットで6.6万円で売っている)。個人的にディスクドライブ付きで問題ないのは6.7万円くらいまでで、8万円は範囲外になる。よく考えてみたら4060Tiの16GBも5060Tiの16GBも7万円の予算内だから買ってただけで、どっちの場合も8万円以上のグラボは「うわ高すぎ」となっていて買えなかった。ということからも8万円の物を購入するのは心理的な壁が大きく、値下げは成功していると思う。
続き的な記事を書いたので興味ある方はどうぞ。
