2025年11月中頃。私は偶然にも秋葉原にいた。だがトレーダー6Fやソフマップ4Fなどを見るのに必死となったせいで、本来行くべきarkやドスパラとかには全く行かず。18に◯がついているキラキラしたシールの貼られた箱をたくさん見て買って大満足。
秋葉原にいたにもかかわらずPCパーツが高騰しているのに気づかないまま、「そういや最近メモリ高いんだってね」という認識のまま11月のBF突入。その頃は「うーん来年になったら収まってるかな」くらいの浅い認識でいた。だが調べた結果「なんじゃこりゃあ!」と驚愕するくらいの状況になっていた。まあ今思えば危機を察知したモードで秋葉原にいたとしても現地では判断のための時間が足りず「手遅れだこりゃ」になったのだろうが。
「あれ、メモリの64GBって2万円でなんでも買えたんでは…」が6万円、7万円、8万円とどんどん値上がりしていく状況に。しかも「これはどうだろ」で価格ドットコームの安い製品のリンク先をクリックすると「在庫無し」「お取り寄せ」になっているものばかりで、価格ドットコームが機能していない。お取り寄せで注文してみた16GB×2(2万円)なんてすぐキャンセルされてしまった。やむなく自力捜索した結果、24x2=48GBのメモリを運よく4万円で見つけたので確保してしまい(※非常に厄介なメモリなので多分誰も買わなかったんだと思う)、勢いに任せてPCを大幅更新することとなったのであった。ちなみに4万円で確保したメモリはラス1で、類似モデルは改定前8万円→改定後10万円に値上げされていた。一応これ48GBなんだけども…。
私が今使っている自作PCを構成する部品のほぼ全ては2020年に更新したもので、本当は2026年夏~秋頃の新調を予定していた。だが社会情勢を考えると「今でしょ!」「時期が悪いと数年言い続けながら今のパソコンを微調整しながら使い続ける」の2択。そういやマザーボードのLANが死んだのも今年。マザーボードのみの更新という手もあるが、今からだとB550+Ryzen 5700Xという構成になりそうで、それでモヤモヤしたまま数年過ごすのはなんとなくストレス貯めそうなので「今でしょ!」を選択した。とにかくメモリさえ確保すればあとはどうにでもできる。だがメモリがないと最新パソコンが何も作れない。
今回は組んだから報告するだけの記事になっているはずだが、例によって文章量が多い。果たしてお得だったかどうかも判断してほしいし、私自身も2027年や2028年にこの記事を振り返って「こいつ馬鹿なことしたな」or「ようやった」と言いたい。

そもそも、なぜパソコンパーツが値上がりしているのか
今回更新のきっかけは値上げだが、どうしてこんなことが起きているのか、いつまで続くのかは知っておいたほうが良さそうと思う。それくらい今回の件はイレギュラーだからだ。
だが長いので、読むのめんどくさい人は飛ばしてください。
当ブログの(不本意ながら)大人気記事であるこの記事の11/27追記の部分読んでくれればなんとなく事情は察するかと思う。
ここから追記することがあるとするなら、CPUにもGPUにもメモリは使われているということだ。メモリというのは裾野が広く、メモリ自体が値上がりするといろんなパーツが値上がりする。結果として「値上がりする直前の今(2025年11月~12月)がPCパーツをかき集めて新調できるギリギリセーフな時期」ということになる。「もう値上がりしまくってる」「ギリギリセーフか?」と言われたら反論しにくいが、今後を考えると金を払えば買えるだけマシで、DDR5どころかDDR4も枯渇して110円とか220円とかで売られているDDR3メモリを活用する動きすら起きかねない。DDR4はまだマシな値上がり状況だが、これも時間の問題だろう。一応DDR3メモリ使えばWindows10くらいは動くし、Linuxなら余裕すぎる。捨て値のKabylakeにまさかの光が当たる可能性。ブルドーザー…は無理か。
なにせPCにはメモリがないと動作すらしない。そしてメモリ不足になった場合の「動作が遅すぎる」は特にWindowsXP初期やVISTAの時代に思い知っている人が多いはずだ。故にメモリは必要量積まないと何も始まらない。メモリさえ積んどけばDDR3規格のパソコンだろうがなんだろうが比較的動作する。
「欲しいけど手に入らない」が続くとどうなるか。2020年末から2022年にかけてのゲーム機・PS5でこのようなことが起きた。転売屋が狩りすぎてあまりにPS5が手に入らないため、PS5用ソフトはPS4用としても出す動きが長く続き(2025年でも続いている)、そしてPS5など1つのゲーム機でしかそのゲームをプレイできない「独占」の動き自体が終息に向かっていき、PS5版・PS4版・PC版・Switch版らでも併売するのが当たり前になったのだ。結果として現在のPS5の強みは性能の割には安いくらいしかない。いや、PS4のゲームもプレイできるという強みはあるか。
こういう変容に近いことがPC高騰によってもなんらかの分野で起きるんでは、とも考えてはいるが、実際どこでどうなるかはわからない。メモリ高騰が長く続けばメモリを節約させるように人間の行動が変容するのは間違いないだろうけども。Windowsであることからも脱却する動きが加速するのは間違いないか。Windows使わなくてもLinux系はメモリ8GBでサクサク、Windows11導入を許されない旧式パソコンでもサクサク、さらにセキュアな環境でもありWindowsでできる9割以上のことは代替が可能である。がほとんどの人はLinuxにしない。理由の大半は「Linux系は面倒くさいことが起こるかも」「動かないソフトがある」「必要性を感じない」「Windows環境を整えても高くはない」。しかし12月現在では32GBのメモリすらSwitch2(5万円)と同じ値段になっていて、それなりの代替圧力となっている。今後さらに高騰が予想されているが、32GBが10万円20万円の世界になったらどうだろうか。つまり8GBが3万円5万円になって「買えねえよ!」になる人が多数出てきて、パソコンの選定も根本から変わってくる可能性がある。Windows11搭載!メモリ4GB!Celeron!500GBのHDD!で9万9980円!のパソコンが2027年に大量発生する可能性もあり、それよりはと地獄から脱出する人は…いやこれ買うのは法人だからないか。地獄なのは500GBのHDD+4GBのメモリでWindows11搭載のパソコンを使う会社員。
PC関連部品の値下がりシナリオはいくつかあるが、私は悲観的な方向で予想している。最も楽観的なシナリオはAIバブル崩壊による需要急減が2026年中に起きてあらゆる部品がダダ余りになる。マイニングと似た結末を想像している人が多いと思われるが、そこらの労働者が普通にAIを使いこなし、そのせいで人員削減されてAIに切り替える動きが加速している以上、楽観シナリオには行かないと私は考えている。逆のシナリオは供給側が需要に追いつくまでひたすら工場を新しく立ち上げて稼働させると解決する。SamsungやSK HynixがいろんなIT企業から詰められて渋々増産してこの騒動が収まるんじゃないかと考えている。それくらいAIは今の社会には必要不可欠なものとなっている。AIのせいでこんな大騒動が起きているため、そのうち親AI派と反AI派が罵り合う世の中になるだろう。「この、エイリアニストどもが!」が現実世界に降ってくる。私がアーク派になるかGOAT派になるかはわからん(バルドスカイネタ)。
とはいっても深刻なのはサムスン・SK Hynix・マイクロン・CXMTの4社のみが生産可能なDRAMで(CXMTはまだDDR5の生産段階に到達したばかり)、サムスン・SK Hynix・マイクロン・YMTC・WesternDigital・キオクシアが生産可能なNANDの分野はそんなに長く続かないんじゃないのかとは思っているが…。HDDもそこまで続くんだろうか。現在SeagateがHAMR一番乗りで大容量化を進めてて一般向けにも安く出しているし、WDや東芝もようやく目処がついて容量増大の道筋はついている。~8TBくらいのHDDは2~3万円くらいのままずるずるといきそうだが。
DRAMとNANDの大きな違いとして、最新PCはDDR5規格に縛られるため旧型PCからのDDR3/4の転用が不可能な一方、NAND(SSD)不足の対処法としては中古SSDを引っ張ってきてOSぶっ込む方法も使えることだ。極論、SATAのHDDでもいい(今どきそんなことする人はいないだろうが)。うちに転がったまま放置されている2008年製のWD・320GBのHDDにWindows11を入れるという手だって快適かどうかはともかく選択肢の1つにはなるのだ。DDR2のメモリを現代のPCで使うのは不可能だが…。ちなみにIDEのSSDやHDDは逆に高価となっているため要注意。買うならSATA。
ここまでの事情があるので、NAND不足については代替がなんぼでもあって、それゆえDRAMほどは深刻にならないと思っているのだが、はたしてどうなるだろうか。
各種購入部品をご紹介
さて、「高騰している理由」という要るのか要らないのかわからない前書きが終わってようやくパーツ紹介となったのだった。
CPU Core Ultra 5 225F
ブルドーザーの時代も耐え抜いたAMD一筋勢だったが、今回Intelにした。AMDが嫌というより、熱が超ヤバそうという偏見に基づくもの。熱問題は14世代Core iプロセッサもすごいものだが、今回のCore Ultraは性能がそこまで伸びない割に発熱もそこまでないという。これは私にとっては最良の条件。
買ったんのは箱を蹴っ飛ばしたとみられる新品。26400円+2200三木谷と安く買えた。届いたものは全然破損なくて「どこが外装破損品なんだ」と訝しんだ。今回最大の妥協枠。メモリ高すぎってのもあるが、実はうちの構成、電源が650W。しかもSeasonic。これを取り替えるのは勿体ないんでCPUを省電力にした。どう考えてもノベルゲームメインなら225Fがありゃ十分だろう。サイパンはどう動くのかわからん。バルドスカイは余裕。
ちなみに更新前のCPUはRyzen 3500だった。なんでこんな弱小CPUをと思った人は多いだろうが、実はその前に使っていたPCが故障、間に合わせで緊急起用したものですぐ上位CPUに置き換えるつもりだった。タイミング的には5XX0出た直後だったし。しかし「あれ、3500で困らない…」「更新めんどくさいな…」「更新は今度にする」が長く長く続いて更新タイミングを逸していて、気がつけば5年も経過していた。たぶん225Fも「あれ、225Fで困らない…」になると思う。はたして私は225Fから265KFに置き換えるのか、要注目。あ、でも265KFだとAK400じゃ無理でクーラーを上質なものにしないといけないのか。
CPUクーラー DeepCool AK400
Ryzen 3500から5700Xだか5800X3Dだかに載せ替えのための準備段階としてあらかじめクーラーだけ買っておいた。だが「あれ、3500で困らない…」といつまで経っても載せ替えないまま2025年も終わりそうになり、放ったらかしになっていたのを今更再起用。当時3300円。ちなみにLGA1851対応。
最近はこっちのほうが人気らしい。
GPU GeForce RTX 5060Ti 16GB
7万円。更新前は4060Ti 16GB。現在でも持て余しており、更新する意味あるのか少し考えたが、4K・AV1エンコードが早くなるらしく、それがメイン。4060Tiで一番使った機能がAV1エンコードだったりもする。あと4060Ti(16GB)のメモリは結構遅いので、そこも不満ではあった。とはいえそんなのは些細な問題で、最大の理由はメモリ高騰からのグラボ高騰が確実になったため早すぎる更新をしただけという。4060Tiはあと3年くらい使うつもりだったが、3年後にこのクラスのグラボが7万円で買えるかわからんので早めに確保した。GDDR7の16GB単体で7万円になっている可能性もあり、そうなるとローエンドの8GBで7万円以上になる可能性が極めて高い。
ちなみにRadeon陣営では現在性能対価格で非常に良いものが出ている。が、Radeonは眼中になかった。70X0世代のGPUエンコード品質があまりに低くて90X0世代でも信用していないのもあるが、いわゆるAI関係のことをやらせようとする場合、GeForce以外の選択肢がない。それは2025年末でも変わらない。GeForceがジェット機なら、Radeonは徒歩。それくらい差がある。GeForceが東京駅スタートでサンフランシスコにそろそろ到着したかなって頃に、Radeonはまだ東京国際フォーラムあたりをうろついているくらいの差がある。この差はどうしようもない。とかいいつつAI関係はほとんど使ってないのだが。
メモリ Patriot Viper Xtreme5 DDR5-7000 24GBx2
今回最大の問題作。通常、Core Ultraの場合はDDR5-6400までをサポートする。それより数字が上ということはつまり…OCメモリだ! …OC機能を有効化せず普通に使うことにした。その場合は単純にDDR5-4800として動作する(つまりベースが4800のものを7000までOCして売っているということ)。
「48GB品で最も安い製品を選んだらOCメモリだった」という通常時にはあり得ない状況になっていて、改めて今回のメモリ騒動がどうかしているのを感じる。ちなみに速度は別にどうでもよくて、48GBあるということが重要だった。当時は64GBで5万円くらいのものもあったからそれでもよかったといえばよかったのだが、見つけ出せなかった私が敗者。まあこのタイミングで48GBを実質3.7万円(4.1万円+4000三木谷)で手に入ったので悪くはないか。タイミングがきたらOC機能を有効化してもいい。そうすればつよつよメモリになる。はずだ。
買うやついないと思うけど一応どういうスペックなのか、ネットを彷徨ってようやく見つけたので貼っておきたい。
OCメモリを安いからと素人が買うことについてはおすすめしない(ただし私も素人だ)。簡単にオーバークロックできそうに見えて、実際はマザーボードやCPUとの相性によって左右されるので。しかもクロック上げただけじゃ終わらず、XX-YY-ZZ-AAで並んでいる数字(タイミング)をそのマザーボードに最適化できる形で合わせないといけない。AMD環境ならメジャーだが、Intel環境はただでさえマイナーなので情報が少ない。まあ最適解を自力で見つけ出せるならOCだろうがなんだろうが別になんでもいいんだが。
ところでブルドーザーを長年使っていたものとしては「AMD環境ならメジャーだが」という文章を入力していることに謎の感動を覚えている。HaswellやSkelakeを横目にFX-8350で戦ったあの辛く苦しい日々は無駄じゃなかったのだ。なんでブルドーザーを耐え抜いたのに今回あっさりAMDからIntelに乗り換えているんだと言われたら反論はできない。
転売勢が多すぎるせいでAmazonでメモリ買うのはマジでおすすめしないので貼らない。欲しい人はツクモ、ドスパラ、arkあたり見てください。もしくは最寄りの実店舗。この値上げ環境下だと住む場所とか関係なく運次第でメモリの購入価格が決まる。
ネット通販のツクモで特価19,980円だった(通常価格は3~4万円前後)。もう売り切れている。今回組み換えの大前提がZ890のマザーボードなので安く買えてよかった。ハイエンドが2万円切ってるのは熱い!これでM.2のSSDガン積みできるかと思っていたのに、当のSSDが値上がりで積むハードルが上がっていた。
他の候補もいろいろあったが、安さを重視することになった。というのもこのマザーボード、M.2は4つ搭載できるが、SSD用ヒートシンクが1つ分しかついてないという。ついてない分には外付けで対応できるので、今回は急場をしのぐということで妥協した。あとからアリエクスプレスで適当なヒートシンクを注文する予定。ちなみに使っているM.2のSSD2枚のうち1枚は旧環境でもヒートシンクを全くつけないまま2年間頑張ってもらった。というか壊れるときはどんなブランド品の製品でも冷却をガンガンやっていても壊れると過去に学んだ。でっかいヒートシンクつけてたのに…。
このM/Bは安いだけじゃなく、M.2の2230に対応している。いやUMPCならともかくこのサイズのM/Bに2230をつける変態はいないと思われるが。
壊れたときの話はこちらから。伝統と実績のあるSamsungハイエンドが3年で2回も壊れたという悲しい話をしている。
Core Ultra環境の良さはLGA1851のマザーボードの機能が(私の用途では)優れていて安いことだが、当の自作ユーザーは「Ryzen以外考えられない」という情報およびバイアスをかけられているし、実際自作するくらいの人が性能を重視しないわけがないと思うので、わざわざゲームに弱いCore Ultra環境に移行することがほぼない。まあ実際私も人に勧めるなら「Ryzenがいいよ」と言うかと思う。ゲームの世界だとX3Dかそれ以外かくらいの性能差があるのも確か。それに自作PCの世界においては安い構成でケチるよりは情報量の多い構成に走りたくなるもの。ドツボにはまると超めんどい。現在では自作ユーザーがAMD多数の情勢で、Intel勢でもCore Ultra 2に行く物好きは少ない。そのためCore Ultra 2環境の情報自体がかなり少ない。私自身も225Fの情報がなさすぎてどうしたもんかと悩んだくらいだ。そしてLGA1851に未来はないのも確かだ。そもそも私自身も225F+Z890は1年くらいで卒業して次のCore Ultraに移行する可能性がある。次のやつは結構すごいらしい。
Core Ultraの良さをPRするとすれば、225Fは価格に対しての性能は高いと思うし、省電力でもある。そしてZ890はAMDの最新M/Bと比較しても相対的に高性能で割安でもある。ただしゲームで性能を出せないという弱点があるため、そこをどう見るか。GPUエンコードをメインにした動画編集機種として見るならCore Ultraを選ぶほうがかなり良いとは思うが、それ自体がニッチすぎる。
AM4環境で延命を想定する場合、M.2スロットが2つしかないことが私にとって最大の障害になる。AM5でも3つが普通だから個人的にはあんまり好きじゃない。それでもX3D技術の影響でゴリゴリの現役として使えそうなのだからすごい規格だとも思う。どうにかして5800X3D、5700X3Dを入手すれば最新規格の非X3Dよりも強いとも言われるのだから。今は時期が悪い!AM4環境で2030年まで生き延びる!という手は正直普通に有効だし、当の私自身がRyzen3500で困っていなかった。まあやってるゲームが基本ノベルゲームだし…。Ryzen3500で満足している人間がZ890のハイエンドマザーボードを欲するのかはこれから紹介するストレージ関連でなんとなく察するかと思う。
買ったM/Bの商品ページに飛ばそうと思ったら見当たらないのでASRockの別マザボを貼る。こっちでもよかったんだが、1万円プラスの割についてくるのがUSBポート20という微妙な特典なので。配信者の端くれでもあるものの、キャプボはPCIE接続だし、オーディオインターフェースはUSBを1ポートしか占有してない。あとはマウス、キーボード、コントローラーと裸族がついてるくらいか。
AM4環境で延命する場合、X570よりは規格の新しいB550マザーボードを選ぶのが妥当ではないかと思われる。もしくはドケチ志向でmATXの超安マザーボードを買うか。AM4マザーボードは新品購入できるしまだまだ売り続けそうなので、新品売ってる間に確保するのは良さそう。
HDD Seagate ST24000DM001 24TB
18TBのHDDがそろそろ古くなっているので置き換えた。18TBは2万時間使用でまだあと2年くらいはいけそうだがほぼ常時稼働からは引退、現役引退後はとりあえずバックアップ用途となる。24TBは某所で新品46,000円。ギリギリセーフ。ただサーバグレード扱いじゃない点が若干不安ではある(HAMR採用の最新型なんで心配する必要はないと思うのだが)。24TB(実質22TB)なんて埋まるのかと言われそうだが埋まる。
記事も書いたので当該HDDが気になる人は見てほしい。
HDD Seagate ST20000DM001 20TB
バックアップ用のHDDも更新することにした。バックアップ用で年2回動かす程度なので中古。3.8万円くらい。動かしたら起動5回、使用時間たったの30時間だったのでほぼほぼ未使用品というか初期不良検品済みみたいなもん。これもHAMRが採用されている。
さっき紹介した記事で20TBも測定している。
SSD WD SN740(NVMe、M.2の2230) 2TB
ATXのマザーボードに2230のM.2 SSDを取り付ける変態はここにいた。SSD高騰が本格化し始めたのを見て緊急で2TBを調達することとしたが、値段と性能のバランスを考えてこれをチョイス。このSSD、性能が割とハイエンド寄りで販路がアリエクに限るが安いことで知られていた(値上げ前にギリギリ安く買えた)。ただしアリエクなので玄人向け。グラサンをかけたおっさんのビジュアルになればあなたも玄人。
NVMeのSSDはNAND+コントローラーの組み合わせ次第でピンキリ。買う前に用途別の最適解を見つけないとならず。でないと、データが80%埋めたらシーケンシャル書込速度が50MB/sになったみたいなとんでもないやつを掴まされる(家にも1枚ある)。せっかくNVMeのSSDを買ったのに、USB2.0の速度しか出ないみたいなのが起きうる。そんなのでも読み込みだけなら爆速だから、用途次第では普通に使えるが(だからSSDの型番と性能調査は必須だ)。その点このSSDはデータを埋めても比較的書込性能を維持してくれるとの評判なので、下手なM.2 2280よりよっぽど使い物になる。
難点としてはM.2の2230であることだが、ASRockのマザーボードに助けられた。他社のM/Bは高いものでも2230のSSDを取り付ける変態が現れることを想定していないため、購入を諦めた。2260や2242対応くらいなら見つかるが、今やこの2規格は半端すぎる上に2230で置換できるため商品すらほとんどなくなってしまった。
2230は普通のPC向け以外にもモバイルノートやUMPC等への転用が可能で、その点でもありがたい。つまり資産価値が落ち辛く、壊れない限りは引く手あまたとなる。

注文から2週間かけてようやく届いたので比較画像。左から通常SDカード、M.2 2230、microSDカードとなる。SDカードよりも小さいことからM.2 2230規格の小型ぶりがわかるが、それをmicroSDサイズまで縮小したのがSwitch2でお馴染みの「microSD Express」となる。
OS入りSSDのクローン。現状700GB程度しか使ってないのに2TBのSSDをOS入り予備としていたので、1TBにした。2TBはM.2スロットに空きが出たのでデータ置き場に転用。でもまだこの1TB届いてない。→届いた。どう運用するか考え中。
更新しなかったパーツ
今回は緊急更新ということもあり、普通に更新しなかったものも多い。2026年以降の課題になろうか。特にケースと電源。
ケース Fractal Design Define7 USB-C
ちょっとガタがきているが今回スルー。ちなみにこのケースを買った理由は「3.5インチHDDが10台積める」。だが今は2台しか積んでいない。ピーク時は7台くらい積んで専用スペーサーまで用意していた。SocketAM4でSATAが8本あるマザーボード(X570)のSATAを全て埋めていたというわけでどうかしている。
現在は3.5インチ2台でデータを収めているため、2台積めたらいいケースに更新したいという気持ちはあるが、どうなることやら。あと次はケースを黒以外にしたい。ピンクでもいい。
電源 Seasonic 650W
10年保証がついてるので10年使いたいと考えて5年経過。下手すると一番の障害がこれかもしれないが、実は225F+5060Ti環境でも理論上650Wの1/3くらいしか使わない。実測だと大半1/6未満。元々HDDを10台繋ぐつもりだったのでSATA用大出力だけが必要で、その結果Seasonicだったが、今となっては過剰。
SSD(NVMe) HIKSEMI 2TB と Lexar 2TB
2023年、HIK蝉の大量発生時に確保していた。本家蝉(232層)はOS入り。購入当時1.4万円。半分も埋まっていない。Lexar(128層)はデータ置き場。のバックアップ用で常時通電。この蝉9000円だったから今の相場には絶望感。特に置き換える意味を感じない。というわけでもなく、Lexar2TBは残り200GBを切っており、だいぶ容量不足を感じる。今回補強したのでどうにかなりそう。HIK蝉の次回の大量発生を願いたいが、蝉の周期はちょっと大きめの素数がメジャーだそうだから、次の発生は2030年か2036年か…。
※2023年蝉騒動…理由は不明ながらもYMTCのNANDがダダ余りして2TBのSSDが実売4万円以上→1万円前後にまで暴落した。あの頃たくさん抱えておけば…と後悔している人は多い。
データ置き場本家。ヤフオクで2万円だったので買ったという、Kioxiaとだけ書かれたSATA SSD。どこから流れてきたんだろうか。購入2年半経過も生きている。こいつをM.2の4TBに置き換えたかったのだが…。M.2のSSDは積めるだけ積みたいと思っていたのに。とか言いながら4/4埋まっている。
2TB×4という「将来こうしたい!」って構成を勢いに任せて作り上げたので、このSSDはどうするか考え中。普通に使うと思う。SSD12TB積んだハイエンドマシンの完成といえば完成だが、あったらあったで埋めてしまうのも人類の性だ。
HDD 18TB
実は18TB、2台目もある。こっちはそれなりに新しいので(使用13000時間)、現役続行。実は18TB×2では微妙に足りないので24+18(20+18)の4台構成になったのはよかった。更新前は18+18(16+8+8)。主に管理している動画データを圧縮してないころはx+x=36(y+z+z=32)の部分がa+b+c+d+e+f+g≒80(長過ぎるので省略≒80)だったので大変だった。
ここで色々HDDを買ってきたものからの助言。PCパーツ高騰の中でHDDも例外ではないが、販売ラインナップのうち8TBが売れ筋になっているとみられる。で、SeagateのST8000DM004が2.3万円前後と比較的お安くなっているが、おすすめしない。私は同型番を5台使ってきたが、SMRであることが原因と思われる事象にいくつか遭遇した。ST6000DM003も使ったしST4000DM004も使ったが同種の症状があった。具体的にはデータの入れ替え作業をするときにとんでもなく低速になる場面があり、大変だった。ただし、1回でもデータ書き込んだら意地でも書き換えないなら問題が出ないので買ってよし。だが書き換え予定が1回でもあるならば、高くてもSMRじゃない別のやつにしてほしい。CD-RとかDVD-RとかBD-Rとかと同じ扱いが望ましい。SeagateのSMR製品、マジでほぼ0MB/sになって進まなくなる時間帯がある。適切に管理すればSMRはコストパフォーマンスの優れた良いHDDだが、私には適切な管理ができなかった。
その点で言えば高くてもCMRのWD80EAAZが無難かと思うものの、こちらは3.3万円とお買い得でもなんでもなくなってしまった。私はEAAZデビュー時点で8TBは容量不足で買わなくなってしまった。EAZZの使用経験しかないのでなんもわからん。Intellipark切れないEAZZがEAAZという話。
そもそもこんなに小容量のHDDが高い中ではSeagateのHAMRのHDDがお買い得でいいと思う。4~6万円でサーバグレード級の16TB・20TB・24TBが買えるんだからすごい進歩だ。3万円以上出して安物グレードの8TBは勿体ない。そんなにデータ埋めないよという人にも大容量はおすすめで、特にWD80EAZZを使った経験から言うと、こいつは最外周の速度出る場所なら200MB/sを超えるが、最内周の一番速度が出ない場所だと100MB/sも切る。一方でHAMRのHDDなら200MB/s以上の速度を7~8TBくらい出せ続ける可能性が高く、データのアクセス速度向上につながる。一番甘い中心部だけ食べられるスイカときゅうり臭い外周部も食べないといけないスイカの違いみたいなもの(例えがとてもわかりづらい)。
3TBのHDD
2017年に買って使っていたHDDを動画以外のデータ置き場バックアップ(2つ目)にして普段は放置してある。サーバグレードなので壊れにくいかと思って防波堤代わり。古いがまだまだ現役でいかせてもらう。これ当時特価7,500円で買ったんだけど、2025年末は3TBのHDDを7,500円で手に入れるのは結構難しい。どうなってんだ。
キャプチャーボード
2024年の秋にAVerMedia GC571のアウトレットがたまたま1.4万円で出てたので買ったやつ。これ置き換える必要性はあと10年くらいないんじゃないかと思ってしまう。ちなみに使い道の9割は普通にPC出力してSwitch1/2、PS4、WiiU、ドリームキャストのゲームを楽しんでいる。PS3だけはいろいろめんどくさいので別のキャプボを使用。
ちなみにAVerMediaのツイッターでも値上げがどうこう言ってたので、どうやらキャプボにまで値上げが波及するらしい。
さあ、組み上げだ!
2025年12月某日。予定部品が大体揃ったので組み上げる。

今回12月組み上げということで静電気で突然死を回避するため気を使うこととなった。定期的に手に水分をつけて乾くのを待ったりした。静電気対策に有効なのは湿度。なお静電気防止手袋使えよと言われたら「はいそうですね」としか言いようがない。まあ今回静電気対策が一番重要だと思って一番上に入れた。
ケースから入れ替えの際ついでに掃除しようと思ったものの、最低限にとどめた。というかネジがきつく締まりすぎている部分があって、バイスザウルス+なんらかの556的なやつが必須で、物自体はあるものの今からそんな作業できないと諦めてこの辺はまた数年後ということにした。
CPUを装着したあとに撮影。簡単そうに見えるし実際は入れればいいだけだが、スッポン経験のある私は大の苦手な作業。すごく緊張した。

個人的に大の苦手なCPUクーラーとりつけ作業。ところが今回は楽過ぎた。というかLGA1851環境が楽なのだろうか。メモリとの隙間はあったのでよかった。メモリの赤が派手派手。

M.2ヒートシンクの裏には熱電動シートを保護するシートが貼ってあって、外さないと効果が発揮されない。そういえばM.2の取り付けは楽すぎて驚きだった。

個人的に苦手なパネルはめ込み作業。USBはAが7つ、Cが2つ。AIF使用のためオーディオ関連は使わない。

写真を撮ってないが、CPUの電源供給用のコネクタをM/Bに入れるのにすごく苦労した。もしかしたら今回最大の難関だったかもしれない。
めんどくせーの極み、PCケースとスイッチ関連を繋げるピンのはめ込み。しかし写真見ると細々とした埃がすごい。あと何年かしたらこのケースは引退かもしれない。

グラボを開けたらシールが入っていた。7万円のシール。

一通り組み上げ後。なんだこれは色の統一性がない!でも性能は立派。

所要時間3時間。仕事じゃないんだからこれくらいは時間かかる。柳井のパソコン組み立て職人たちがすごいことやっているのを肌で感じる時間だった。
今回変更部品がマザーボード・メモリ・CPU・グラボと基幹部品ばかりだったので動くかどうかヒヤヒヤした。なんとか動いて成功。トラブルなくてよかった。5年ぶりのASRock。長く楽しみたいとは思っている。
というか、全体的に自作の難易度下がってないかという気がする。昔はもっと大変だったような。といっても昔には戻れない。
(追記)M.2 2230のSSDを取り付けた。普通のATXマザーボードに取り付けてしまったが、SSDもだいぶ高騰が進んでいるので、性能の高いSN740をつけるのは普通にありとは思ったものの、私が買った値段(1.6万円)と比較すると、2週間経過後には2.8万円まで値上がりしていたのでやっぱりなしな気がする。

新マシン使いだしての感想
まだ組んで間もないので追記する可能性が高いが一応。
Ryzenの3500をひたすら使い続けて特に不満を感じなかったが、新マシンに変えたらいろんな読み込み動作が爆速になっていた。え、こんなに違うの?と驚いてしまうが、これが225Fによるものなのか、それともDDR5メモリによるものなのか。なんとなくメモリ8割CPU2割な気がするんだけども。
それだけにDDR5メモリの高騰はだいぶ困る。正直この差を考えると無理してでもAM5/LGA1851に行ったほうがとは思う。やっぱりDRAMも含めてストレージの速度の重要性を感じる組み換えだった。
AV1エンコードについて、ちょっとだけテストしたところRTX4060Tiから5060Tiに移行してエンコードにかかる所要時間が半分未満になった。これはGPUの性能向上に加えてCPUもボトルネックになっていたためと見られる。GPUの処理も4060Tiより効率が良い。以前はCPU/GPUどちらも全然使用率が高くならなかったが、今回はどっちも100%張り付いてくれる。VRAM16GB使うかどうかと言われたら、まだ8GBも使っていない作業しかさせてない。今プレイしているゲームは「真剣で私に恋しなさい!」なのでVRAMを馬鹿みたいに使うことはないと思う。って松風も言ってる。
エンコード時にCPUGPUともに100%に張り付くくらいだったが、CPUは100%使用時に55℃前後、60℃にすら到達せず。GPUも60℃くらい。元々225Fは省エネモデルとして245KFや265KFよりも省電力・低発熱という性能を持っている。PC向けノベルゲーム(お察しください)をメインに、たまに動画エンコードをしたり3Dゲームをプレイする用途として225Fは245KFや265KFとかより良いのかもしれない。
細々とした点としてはもうちょっとUSB多いマザーボードでも良かったかもしれない。マザボI/Oパネル側のUSB-Aポートの余裕があと2ポートしかない。ただそれ故に2万円切ってるM/Bを確保できたので、妥協の範囲内か。Aの空きがなければUSB-Cを活用すればいいし。
総評
全体的には大満足。DRAMを最新にすることで目に見える性能が向上すると思わなかったのでびっくり。Ryzen 5XX0シリーズで妥協しなくてよかった。DDR5なら4800でも充分な性能だった。
ただ、自作PCの経験値が高くてもこんな変態じみた構成の自作PCを気軽に作るのはおすすめしないとは言っておきたい。動かないときのめんどくささが半端ないからだ。一方で読み物としては楽しめる。一般自作ユーザーが忌避する選択肢で組んで苦しんでいる様を読む分には、鉄板構成で自作er気取りしている人の感想を読むよりよっぽど面白い。とはいっても昔の自作と比べていろいろとEASYなので昔ほどの緊張感はないかもしれない。マザーボード側で原因の特定を点灯表示してくれるとか親切すぎるだろう。この機能は10年以上前の初心者のころに欲しかった。
2025年末以降にPC更新を考えている人向け
今回はイレギュラーなので更新を考えている人が読むだろうなと思っていて、なのでこういう項目もあったほうがいいかもしれないので簡単に書いてみた。
まずは自作er向け。少しでも組み替えたいと思っているなら組んだほうがいい。特にDDR4環境の人。1日でも早く組まないと大変なことになる。金を払ってメモリが入手できるかどうかのところまで予想されている。まあ更新しないという手もある。更新しなければ気づかないことも多いから、知らないままのほうが幸せなこともある。もしくはDDR4の資産を活かすか。その場合はB550マザーボードのRyzen5XX0シリーズが無難かと思う。これ書いたのは2回目か。
自作するのめんどくさい or 自作なんて難度高すぎるけどゲーミングPC使ってるゲーマー、配信者等へ。今使っているBTO的なものを買ったのが2022年以前なら更新しどき。というのもこの高騰は最大2030年ごろまで続く可能性がある。今使っているPCをあと5年使うことを考えてみて「無理そう」と思ったら無理して買ったほうが良いかと思われる。自作パーツは値上がり最速だが、BTOとかの値上げはラグがあるのでまだ安い。
パーツ別に更新すべきか考えてみる。
CPU…Intelは諸問題あるせいで12世代を除くCore i全シリーズ使用者が最新規格への更新推奨と個人的には思う。12世代の人はギリギリセーフ、13・14世代はいろいろあるので個人的には絶対に使いたくない(が、昔買って使ってる分には対策してるならまああり)。AMDはRyzen7XX0以降の人は問題なし、5XX0でもまあ妥協できるならあり、4XX0や3XX0使っている人は更新したほうがいいかも。ただそういう人はCPUだけ5XX0にアップグレードできる。
グラボ…ゲームやってる人はVRAM次第。12GB以上あるなら問題ないが、ないなら更新したほうがいいかもしれない。例外的にRTX3060のRAM12GBモデルは長生きしそう。更新するグラボはVRAM12GB以上のものがいい。RTX 5060Tiの8GBモデルが安いが、ちょっと足せば16GBになるので可能な限り16GBモデルで。買えねえって人はRADEONのRX9060XTが安いのでそちらで。安くて16GB搭載といえばIntel Arcだがチャレンジャー向け。
メモリ…個人的にはDDR5環境に感動したのでそっちに行ってほしいものの…
SSD…値段よりも性能をしっかり調べて買ったほうが後悔しないパーツ。容量欲しい人は今。
HDD…上のほうで散々書いたが、Seagateの16・20・24TBモデルがお買い得。これも値上がり傾向なんでHDDの容量欲しいという人は早めに動いたほうがいいかもしれない。
ノートパソコンを使っている人向け。今後大幅な値上げが予想されるが、値上げ時期はBTOよりもさらにラグがある。買うなら今のうち。Windows11にアップグレードできないパソコンを持っていて更新も難しいけどネットにはつなぎたいのでMSに金払ってる人は、大人しくLinux mintかUbuntuあたりを入れるほうが幸せになれるかと思う。そんなに複雑でもないしWindows10よりははるかにマシ。
実はスマホも値上げするとか言われているが、スマホについては専門外…ってわけでもないが欲しいなら早くいいやつ買っとくのが楽かもしれない。私はiPhone Airのレンタル1円落ちを狙っている。
「金ねえけど最新のハイエンドゲームやりたいんだわ」向け。ここまでパソコン部品が値上がりするとPS5が55,000円(円盤ドライブ追加で67,000円)は相対的に激安になっているかと思う。買うならパソコンじゃなくてPS5。パソコンでは視聴不可能なUHD BDもPS5なら視聴可能。難点はPC向けノベルゲームがプレイできない。
PS5 Proも普通にあり。Xboxはどうだろう…SeriesSの中古が案外安めなのでそれならありかもしれない。









