kirigoe's ノベルゲーム感想ブログ

ノベルゲー20年ぶりに本格復帰したわたしはどうすりゃいいですか?

MS2130搭載・激安中華HDMIキャプチャーボードのレビュー

 最近巷で話題のキャプチャーボードがある。2020年代に登場したスティック型HDMIキャプチャーボードだ。旧型がMS2109というチップセットを搭載していて難があったらしいのだが、MS2130という新型を搭載した結果性能が良くなったらしい。果たして本当にそうだろうか。MS2130搭載品を買って試してみることにした。

 

MS2130搭載HDMIキャプチャーボード

 

 

 最初にお断り。中華キャプボの世界はいろいろあやしい世界なので、正規品の安定性を求めるならばAVerMediaとかのを買ったほうが良いと思う。価格差は倍どころか10倍以上の場合もあるが、いろんな安定感は上。

 

 購入物、まず1つ目はアマゾンで買った。1950円くらいだった。もう1つ、USB-A接続のが欲しいのでそれはAliExpressで買った。950円くらい。アマゾンで買ってもAliexpressで買ってもどっちでも良いとは思うが、価格差は1000円くらい。Aliexpressは面倒と感じたらアマゾンでも良いのではと思う。

 

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アリエクで買ったのはこれ。

https://ja.aliexpress.com/item/1005007118600663.html

 

 

 アマゾン購入レビューには「使ってたらVITA TVが壊れた」というかなしい事象が報告されていて、私自身もなんか怪しい挙動を感じることがあったが、それは製品付属Type-A接続時だった。私の推測ではあるのだが、この製品はUSB-TypeCからType-A(従来型USB)への変換アダプタが付属されている。一般論として「Type-C→Type-Aへの変換はUSB規格外であり危険」(すっかり忘れていた)。理由はType-CはAと違って電気が両方向に流すことが可能なのだが、それをType-Aポートに変換してしまうと本来流れてはいけない方向に流れてしまう。高速道路逆走を許可するようなものだ。なので、製品付属の変換アダプタは絶対に使ってはいけない。PC上のType-Cに直接挿す以外の使い方をしてはいけない。どうしてもType-Aで使いたいのならば別の製品を買うべきだろう。その場合もUSBケーブル直付けではなく、自らUSBケーブルを選べるタイプのものが良いと思う。もっともそんな製品はちょっとお高くなるので、魅力が薄れてしまうことにもなるのだが…。

 

USB Type-C関連の変換ケーブルは右側のタイプのみ利用が可能。逆は絶対に使ってはいけない。Type-CをType-Aに変換するのは機器故障の元なので。

 

 

出力してみた映像がこちら。2つある。映像の録画が4K/30pだが、出力自体はSwitchは1080pで実施している。ドリームキャストS端子経由で480pで。なのである意味参考にはならないかもしれない。レトロゲームには充分とは思う。また別の機会に別途映像をアップする可能性はある。

www.youtube.com

 

www.youtube.com

 

 出力はOBS Studioで実施。映像出力的にはきれいと感じている。音も特に悪くはなさそう。地味に役立つのはいろいろ面倒くさいPS3も単体で出力できること(映像はあとから出します)。

 

 ただし安定性や確実性を求めるならば、大手メーカー(AVerMediaなど)のお高い製品を買うのが妥当だろうとは思っているし、私自身もこの製品はつなぎとして使っていてそのうちステップアップ予定だ。テレビとつなげるのいちいち面倒くさいしPCのディスプレイ(スピーカーなし)に出力して家庭用ゲームをプレイするってだけなら悪くはないのかもしれないが、配信もするのなら安定性は欲しいかも。どうもこの製品、ほぼほぼ映るのだが稀に映らなかったりのときもあったりで安定性が高いとは言い切れず、その点でもいろんなPC関連のトラブルを切り抜けてきた熟練者向けのようには思う。ただ最安1000円で買えるというのは破格なので持っておいてそんなに損はしなさそうにも思う。私の使い方は主にドリームキャストで配信するときに使っていて、配信しないときにつなぐことはない。

 

 

追記・AVerMediaのGC571が安かったのでうっかり買ってしまった

 先日、Amazonを見ていたとき。この記事の加筆修正のついでにAVerMediaなど大手製品の実勢価格を調べていたのだが、そのときに最新型のGC571・アウトレット品が14,061円で売っていたので買ってしまった。ちなみにアウトレットの理由はたぶん「買った人が自作PCに一度取り付けてみたがやっぱり返品したもの」で、箱と取り付け向けネジ穴の部分に傷があったくらいで新品そのもの。使ってみても安定感は違うので、やっぱり価格なりの差はあると思う。とはいえ中華キャプチャーボードの良い部分もある(私が買ったモデルに限定するが、なぜかPS3をHDCP回避作業せずとも直接接続できる)ので、PS3向け・それ以外でしばらくは使い分けする予定。もっともPS3を動かす機会はそんなにないのだが…(WHITE ALBUM2配信のときに活躍してもらう予定)。

 

GC571 Amazon販売ページへのリンク(AmazonアソシエイトIDあり)

2024年9月現在、17,782円となっていて、実際のところはこの辺の価格から動くことは新型が出ない限りはないと想像する。中華と比較すると10倍近く差がある(販路によっては20倍近い差がある)が、全体的に安定性を求める人向きなのが大手製で、コスパを死ぬほど考える人向けなのが中華製。